令和6年度第1回医療・介護連携による人生の最終段階における対応向上研修会の開催について

定員に達しましたので、申込は締め切りました。

高齢者が住み慣れた地域において、延命のための医療ではなく、自然なかたちでその人らしく生き抜き、日々の暮らしを営めるよう、医療・介護連携における終末期の対応向上を目的に、医師、医療従事者並びに介護職員等を対象とした標記研修会を、下記の通り開催いたしますので、ご案内申し上げます。

期  日:令和6年11月14日(木)14:00~16:00 開催形式:現地開催 会  場:西宮健康開発センター(〒662-0913 西宮市染殿町8-3) 募集定員:70名 申込期日:令和6年11月7日(木) ※定員になり次第締め切りとなり、定員に達した場合のみ、お断りのご連絡をいたします 受講対象:医療関係者(医師、看護師、薬剤師等) 介護関係者(ケアマネジャー、ヘルパー等高齢者施設職員)

 

総合司会:西宮市医師会 副会長 福井 威志

時間 内容
14:00 1.開会挨拶:兵庫県医師会 理事 大江 与喜子
14:05〜 (35分) 2.講演① 「ACPシートを活用した意思決定支援の実際」
講師:兵庫県立西宮病院 がん化学療法認定看護師 渋谷 はるみ 氏

概略:人生の最終段階における意思決定支援において、医療者・介護者が患者・家族の思いや希望に寄り添った支援が必要である。
当院で作成したACPシートを実際に活用して患者・家族の意思決定支援を行った事例を紹介し、ACPを通して大切にしていきたいことを一緒に考えていきたい。

14:45〜 (60分) 3.講演② 「救急搬送におけるACPを重視したDNAR対応~神戸での取り組み~」
講師:中神クリニック 院長 中神 祐介 氏

概略:神戸市医師会では2017年よりACPを集中的に議論する特別委員会を立ち上げ、神戸圏域におけるACPの在り方を議論してきました。現在、行政とともにACPの普及を推進しています。一方で、近年のACPや在宅医療の普及、自己決定意識の向上に伴い、心肺蘇生を望まない傷病者からの救急要請の増加とその対応が全国的な問題になっています。神戸市でも、「ACPを重視したDNAR対応」のあり方を、行政やMC協議会、医師会等と議論を重ね、2023年4月より「救急搬送におけるACPを重視したDNARプロトコール」の運用が開始されました。議論の過程や、ACPにおけるDNARの位置づけ、書面による指示のあり方などをわかりやすく解説します。

15:45〜 (15分) 4.総合質疑
16:00 5.閉会
※取得予定単位 1)日医生涯教育講座認定 講演①0.5単位(CC:81)講演②1.0単位(CC:44) 2)介護支援専門員協会認定単位(ケアマネ単位)