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(糖尿病で)両足に異常を感じたら

血糖値が高くなる病気である糖尿病は、神経障害、足壊疽(組織が腐ってしまうこと)、腎症、網膜症、動脈硬化、心筋梗塞、脳卒中、白内障、性機能障害、歯周病などのさまざまな合併症を引き起こします。また、糖尿病性腎症は尿毒症や、腎性網膜症の原因になります。 糖尿病の症状は 胃の背中側にある膵臓から出るインスリンが血糖をコントロールします。このインスリンの量が少なくタイミングが悪いと糖尿病になります。また、インスリンの量は正常でも、インスリンが働きづらい状況(インスリン抵抗性)も糖尿病の原因になります。高い血糖が長く続くことによって末梢神経の代謝異常と血管障害が起こり、神経障害が発症します。靴下をはく部分(足の指、足の裏)に左右対称の感覚障害が出ることが多いのが特徴です。 神経障害が軽症の場合は生活習慣を改善し、血糖をコントロールすれば軽快します。糖尿病は根気よく治療を続けることが大切です。 治療や療

突然耳が聞こえない

何の前ぶれもなく、突然耳の聞こえが悪くなり、耳鳴りや耳閉塞感が現れる病気を「突発性難聴」と呼びます。めまいや耳鳴りを伴うこともあります。これは音を感じる「内耳」という器官に起こる難聴の1つです。大抵は片耳だけに症状が現れ、軽度であれば自然治癒することもあります。しかし治療が必要な場合に時期を逸すると聴力障害が固定し回復しにくくなります。 突発性難聴の原因は 治療や療養に関してのアドバイス 突発性難聴の治療は時期を逸してしまっては効果が薄れてしまいますので、早ければ早いほど効果的です。医師が必要と判断した場合は入院して点滴注射と内服薬を併用するのが好ましいことです。難聴が高度であったり、めまいを伴う様な場合は完治がむつかしい場合があります。突発性難聴は早期治療の時期を逸すると、聴力低下が固定してしまいます。めまいや耳鳴りが何度も繰り返されたり、難聴だけでもさまざまな病気の可能性がありますので

視野障害(見える範囲が狭くなる)をきたす緑内障

ここでは、進行が遅く、目薬で治療するタイプの緑内障のお話をします。 緑内障の症状は 視野障害が主な症状です。視野障害が中心部分に及ぶと、視力が低下します。視野障害はその場所が真っ黒になるわけではありません。自然とぼやけるような感じとなるので、気づかないことの方が多いのです。したがって、多くの緑内障の方は無症状です。緑内障が原因で視力が低下してきた場合は、かなり進んだ状態と言えます。 治療や療養に関してのアドバイス このまま緑内障で失明するかどうか。これは定期的な視野検査でわかります。視野検査を何回かすることにより、視野障害の進行速度がある程度予測できるようになります。失明が不安であれば、視野検査の後、医師に聞いてみてください。 視野検査が大事な理由は、治療を変更するかの一番の判断の材料だからです。視野障害は完全に止めることはできませんが、進行が速い場合は、目薬を変更・追加し、眼圧をさらに下

年間に複数回、急にのどが痛くなり高熱を出す

ふだんは健康に生活しているのに、急にのどが痛くなって高熱が出て登校や出勤に支障が出る人がいます。口をあけるとのどの奥に左右1対の口蓋扁桃があり、ここが赤く腫れたり膿がついたりしている状態が扁桃炎です。かねてから口蓋扁桃が大きいと扁桃炎になりやすいから手術でとってしまったほうがよいと思っている方が少なからずありましたが、実際はどうなのか解説します。 本当に厄介な扁桃炎とは のどの奥には、口蓋扁桃・咽頭扁桃・舌扁桃や孤立リンパ濾胞と呼ばれるリンパ組織が集合しており、外部からの病原体の侵入に備えています。これらの組織は自らが炎症を起こすことでさらに重症の呼吸器や消化器感染症を防いでいるのです。そういう意味で「生理的炎症臓器」とも呼ばれていますが、あまり鋭敏に反応するようになると却って日常生活に支障をきたすことになりかねません。社会的な尺度として年間4回以上高熱や咽頭痛で登校・出勤を控えなければな

五十肩の痛みを取る方法

専門的には「肩関節周囲炎」といいます。50歳ごろになると起こりやすい肩の症状で一般に五十肩といわれています。老化のひとつの症状でもあります。何かの刺激により炎症が起こって痛みが出てくるようになります。 五十肩の症状は 髪やひもを後ろで結んだりするのに、後ろへ腕を回そうとして痛んだり、後ろまで腕が回らなくなったりすることで気づきます。 治療や療養に関してのアドバイス レントゲン写真を撮ったり、関節の動く範囲を調べたり、痛みの強い部位を確かめたりして、他に痛みの原因となる病気がないことを確認して診断をします。そして、「五十肩」と診断がついたら、痛みを取るための治療が始まります。個人差はありますが、完全に治るには、半年から2年近くかかる場合が多いようです。 「五十肩」の痛みをとる治療 肩は腕を支えている負担の大きい関節なので、普段から血液の流れを良くするための肩回し運動を行って関節を大きく使うよ

PSAが高いといわれた

 前立腺がんは加齢とともに発生頻度が増加し、その多くは60歳以降に認められます。前立腺がんは一般的には進行速度が遅いがんと考えられていますが、進行の早いものもあり、欧米では男性のがんの中で罹患率は最も高いものの一つです。日本でも近年罹患率、死亡率ともに増加しており、非常に身近な癌と考えられます。 前立腺がんスクリーニング検査 血清PSA測定をするPSA検査は、住民検診、健康診断、人間ドック、かかりつけ医における前立腺がんのスクリーニング検査として勧められています。 PSAとは PSAはProstate Specific Antigen(前立腺特異抗原)の略号で、前立腺がんの腫瘍マーカーとして、前立腺がんの早期発見、病気の進行程度の推測や治療経過観察中の再発・再燃を診断する上で役立っています。生理的には、PSAは前立腺から精液に分泌されるセリンプロテアーゼという蛋白分解酵素で、射精直後のゲル

突然顔の半分が動かない

突然に顔を動かす神経が麻痺して、筋肉が垂れ下がり、表情が作れなくなる顔面神経麻痺は、普通片側だけの麻痺で、唾液分泌異常や聴覚過敏、味覚障害を伴うこともあります。早期治療によって1週間位して改善傾向が見られ、1ヵ月くらいでかなり良くなってきます。3ヵ月から半年までに4人のうち3人までが元通りに治ります。 顔面神経麻痺の原因は 治療や療養に関してのアドバイス 発症後、できるだけ早期にステロイドや抗ウィルス薬などの薬物療法を開始し、次いでリハビリテーションを開始します。半年たって症状が残っていれば、それ以上の回復は難しくなり形成外科的治療が必要になります。麻痺が残っていることが、どの程度の支障があるかでその後の治療が決まります。眉やまぶたや口角が大きく下がっている、笑った時の表情が気になる場合は見た目のバランスを整える手術や、麻痺した筋肉の代わりに新しい筋肉を移植する手術を受けることもできます。

まばたき、咳払いを続ける

症状について 症状は、まばたき、首振り、顔しかめ、口すぼめ、肩上げなど上位の身体部位によく現れますが、飛び跳ね、足踏み、足けりなど全身に及ぶ運動性チックといわれるものもあります。また、咳払い、鼻ならし、叫びや単語を連発する音声チックといわれるものもあります。しかし、周囲の人の目にとまりやすいチックでは、本人も気にするようになります。 チックとは 突発的、急速、反復性、非律動的、常同的な運動あるいは発声で、発症が18歳未満で4週間以上持続するものです。一種の癖のようなもので、これが固定・慢性化して激症化するとチック症と診断されます。いずれも、本人はわざとやっているわけではなく、止めようと思っても止まりません。小児期ではまれな疾患ではなく、幼児から小学校低学年ぐらいまでの子に多く見られ、成人するに伴い自然に治癒する傾向があります。しかしながら、チックは本人が止めようとすると増強したり、発表会な

ドライアイについて

ドライアイとは、涙の質や量の変化で涙が乾きやすくなり、目が疲れる、乾く、ごろごろする、痛い、充血する、まぶしい、かすむなどの症状を伴うものをいいます。日本では2,200万人の患者さんがいるとされています。 ドライアイの原因は 治療や療養に関してのアドバイス ドライアイの治療 ドライアイは眼科医にて適切な診断と治療が必要な病気です。涙の油の層・水分の量・ムチンの状態・炎症の状態・眼周囲の環境などに分類し、それぞれの原因に対応した治療を行います。基本的には点眼薬による治療を行います。点眼薬には防腐剤を用いていないものがあり、この場合は通常の点眼薬とは使用方法が異なる場合がありますので、処方された薬の使用方法をよく確認してください。点眼液で充分な効果が得られないときには、シリコン製プラグなどで涙の出口を塞いだり、手術によって涙点(涙の排水口)をふさぐこともあります。少しでも分泌されている涙を目に

近視を矯正する手術

近視を矯正する手術としては、大きく三つに分けられます。まずは角膜といわれる目の表面のレンズを変形させて屈折を変える方法、次に、目の中の元の水晶体の上に人工のレンズを入れて屈折を変化させる方法、そして水晶体を眼内レンズに変更する白内障手術にも、この効果があります。年齢をはじめ、目の状態や、疾患の有無などによってその適応が変わってきます。 角膜をエキシマレーザーで直接削ることで近視を矯正する手術には、LASIK(レーシック)や、PRK(ピー・アール・ケイ)という方法があります。しかしながら、不可逆的に角膜を変形させるため、手術による合併症で混濁が発生し視力が出にくくなることがあったり、比較的多くの例で術後ドライアイになってしまう事などのデメリットがあります。将来の白内障手術や、緑内障など他の病気の経過観察や治療に与える負の影響もあり、最近ではあまり主流ではなく、施行する施設も少なくなってきてい