甲状腺の腫れ、発熱、発汗、手の震え

首の前部にある甲状腺が大きくなるバセドー病は、新陳代謝を活発にする甲状腺ホルモンが増え過ぎ、いろいろ不快な症状を起こします。

バセドー病の症状は

  • 首の腫れ
  • 発熱
  • 汗がよく出る
  • 手が震える
  • 心臓がドキドキする
  • 過食
  • 眼球が突出する。   など。

治療や療養に関してのアドバイス

バセドー病の治療は増えすぎた甲状腺ホルモンを抑える薬を飲む事から始まり、飲み始めて2週間程度で各種の症状の改善が見られます。しかし薬をやめると元に戻るので最低でも2年間服用します。最小量の薬の服用で半年以上甲状腺機能が正常に保たれていれば薬の中止を検討します。薬だけでは症状が改善されない方、薬で副作用がでた方、薬以外の治療を望まれる方には、手術による甲状腺の摘出やアイソトープ(放射性ヨード内服)治療を行います。

  1. 海藻類は甲状腺ホルモンの原料となるヨードが多いので、大量に食べないようにしましょう。
  2. 激しい運動は心臓に負担がかかり頻脈や不整脈が起こりやすいためさけましょう。

どこの科にかかったらよいか

内分泌・代謝専門の内科