[2021.3.21]令和2年度第2回医療・介護連携による人生の最終段階における対応向上研修会の開催について

高齢者が住み慣れた地域において、延命のための医療ではなく、自然なかたちでその人らしく生き抜き、日々の暮らしを営めるよう、医療・介護連携における終末期の対応向上を目的に、医師、医療従事者並びに介護職員等を対象とした標記研修会を、下記の通りオンライン(Zoomウェビナー)にて開催いたしますので、ご案内申し上げます。
※不測の事態により開催できない場合は本会ホームページ等でお知らせいたしますので、予めご確認下さい。

 テーマ 「 認知症患者における意思決定 」

日時 令和3年3月21日(日)14:00~16:30
開催形式 Webによる研修(Zoomウェビナー)
参加対象者 医師、医療従事者、介護職員等
募集定員 400名(参加費無料)
募集締切 令和3年3月12日(金)※定員になり次第終了
内 容 司  会:兵庫県医師会 常任理事 三浦 一樹
14:00~
開会挨拶:兵庫県医師会 会長 空地 顕一
座  長:兵庫県医師会地域医療・地域包括ケア委員会委員長 久次米 健市

14:05~15:15

講  演①「神戸での多職種による意思決定支援の取り組み~ACP×高齢者救急×認知症×地域包括ケア~」
講  師:神戸市医師会 未来医療検討委員会 委員長/医療法人社団中神クリニック 院長 中神 祐介 氏[講演概要] 神戸市医師会では、神戸市における理想的な明日の医療を目指し「未来医療検討委員会」が2018年に立ち上がった。最初の課題が「神戸医療圏におけるAdvance Care Planning (ACP:人生会議)」であった。救急・介護の現場、行政機関など総計31機関・団体216人にヒアリング調査を行い、神戸における高齢者医療の実態が浮かび上がった。この結果を根拠に2019年9月に「神戸市意思決定支援プロジェクト」と銘打った提案書を神戸市長に提出し、有識者会議が設置された。この過程で明らかになった神戸における高齢者・認知症の人への意思決定支援の課題、多職種連携の重要性、さらには委員会が独自で開発した意思決定支援ツール(価値観シート)の概要などを紹介したい。

15:15~16:25
講  演②「本人の意志を尊重したケアをどう提供するか~アドバンス・ケア・プランニングを中心に~」
講  師:神戸大学医学部附属病院緩和支持治療科特命教授 木澤 義之 氏

[講演概要]ACP(Advance Care Planning:アドバンス・ケア・プランニング)とは、「患者・家族・医療従事者の話し合いを通じて、患者の価値観を明らかにし、これからの治療・ケアの目標や選好を明確にするプロセスのこと」をさす。高齢多死社会を迎えているわが国においても、2018年に改定された人生の最終段階における意思決定プロセスに関するガイドラインならびにその解説編においてACPの重要性が強調されている。本講演ではどのようにEOLD/ACPを実践するかについて考える機会としたい。

申込方法 下記申込フォームよりお申込みください  HPからの申込は終了いたしました。
受講決定 ・申込時にご登録いただいたメールアドレス宛、3月18日(木)以降に受講用URLと入室に必要なIDとPWの送信をもってお知らせいたします。
・申込み時に入力されたメールアドレスにて受信拒否設定等をしている場合、予め「@hyogo.med.or.jp」からのメールを受信できるよう各自で設定願います。
事前質問 研修当日は受講のみのご案内となり、講演終了後の質問等についてはお受けしておりません。その為、予め各講師の講演概要もしくは演題よりご推察の上、事前質問のみ受けさせていただきますので参加申込に併せて参加申込フォームより宜しくお願い致します。
また、全てのご質問に対応できない場合もありますので予めご承知おき願います。

 

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