潰瘍性大腸炎(粘液混じりの血便や下痢)
潰瘍性大腸炎の原因 大腸に炎症が起きる潰瘍性大腸炎は、医療費の一部が公費負担される特定疾患(難病)の一つで、詳しい原因は分かっていません。 治療や療養に関してのアドバイス 粘液混じりの血便や下痢を生じ、全ての年齢で発症します。多いのは20~30代で、患者数は国内に10万人を超えており毎年増加しています。一度の治療で治る人もいますが、再発を繰り返す人もあり、寛解状態を長く保つことが治療の目的です。軽症では炎症を抑える薬で、重症例ではステロイド剤を大量に使用し副作用の危険を抑えるため免疫抑制剤を併用します。抗リウマチ剤の「レミケード」が医療保険の適応になり、患者によって劇的に改善する場合があるようです。「血球成分除去療法」(腸の炎症を起こす白血球を透析のように除去する)も有効です。さらに出血がひどい場合手術となります。大腸を全部切り取り、小腸で袋を作って直腸の代用とします。 どこの科にかかると