歩き始めた幼児の扁平足

扁平足は足の内側にある「土踏まず」と呼ばれるアーチ構造が下垂した状態です。一言に「扁平足」といっても、その原因によって対応は異なります。

歩き始めにわかる扁平足の原因は

  1. 脳性麻痺などの神経疾患のために筋・腱がうまく動かないため
  2. アーチを上げる後脛骨筋の発育遅延
  3. 遺伝によるもの
  4. 原因不明の特発性
  5. 靭帯が全体的にゆるい
  6. 精神的な発育遅延

治療や療養に関してのアドバイス

1については手術適応になることがありますが、2、3、4はそれ程心配しなくても大丈夫ですし、5、6についても治療の要請があれば治療するといった程度です。  装具をつける期間は病因や個人差によって変わりますが、2の場合は3才ころまで、3、4の場合は中学、高校生ならば土踏まずの部分が高くなっている市販のスポーツシューズを勧めます。

どこの科にかかったらよいか

整形外科の先生に御相談ください。必要により小児整形外科医を紹介されます。