ケガなどの原因がはっきりしないのに、夜に下肢を痛がります。幼稚園から小学校3、4年ごろまでのお子さんが多いようです。一般に「成長痛」と呼ばれています。
「成長痛」の原因は?
原因ははっきりしていません。成長時には骨と筋肉の成長のスピードが異なり、夜間に骨の方が筋肉よりも早く成長し、そのアンバランスで痛がるとか、神経質な子供に多いとか、長男に多いとか、いろいろいわれています。
「成長痛」なら心配ない!!
他の病気との区別が大切です
治療や療養に関してのアドバイス
他の病気が関係していないかを診断
- 診察
訴えの内容を聞き、レントゲンを撮り、患部の状態を確認する。下肢に発赤や腫れ、股関節、膝関節、足関節に可動域などの異常がなくレントゲン検査で問題なければ、症状の経過を見ます。 - 治療
「成長痛」だったら・・・
特に治療は必要なく、湿布をしたり、軽くマッサージをするだけでいいでしょう。痛みは成長とともに治ってきます。親が痛み止めの軟膏などをつけて下肢辺りをさすってやり、スキンシップをすると効果があります。
「成長痛」の痛みは、夜間によく生じます。痛い場所は、下肢です。下肢痛のときには、以下の疾患が考えられます。成長痛・小児リウマチ・骨の腫瘍・以前の怪我による変形・先天的な奇形・スポーツによる膝関節の損傷
どこの科にかかったらよいか
まずは、整形外科の先生に尋ねて下さい。必要により 専門医(小児整形外科医)を紹介してくれるでしょう。