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尋常性乾癬と言われた

頭皮や髪の生え際、ひじ、ひざ、おしり、太ももなど外部から刺激を受けやすい部位の皮膚が赤くなる、皮膚が盛り上がる、銀白色のフケのようなものが付着しはがれ落ちるなどの症状を尋常性乾癬といいます。乾癬には色々なタイプがありますが、尋常性乾癬というタイプが最も多くみられます。 乾癬の原因は 原因は未だに明確にされていません。発症しやすい遺伝的素因があるとも言われ体質が関係するようです。また、糖尿病、高脂肪食といった食生活のかたよりやストレスが引き金になることもあります。 治療や療養に関してのアドバイス 治療によってある程度は改善しますが再燃しやすく慢性に経過しやすい。摩擦によって症状が誘発されますのでこすったりしないように注意しましょう。そして、ストレスをためないように生活習慣に気をつけながらコントロールしましょう。 どこの科にかかったらよいか 皮膚科へ

脂漏性皮膚炎で髪の毛が抜ける

皮脂の分泌の異常と、発汗やビタミン代謝が関連して、毛穴から皮膚炎が広がる症状を脂漏性皮膚炎といいます。最初、頭皮がかさかさしてきて、ふけの様な症状が出現します。やがて赤いぶつぶつができ、頭皮が赤くなり、ふけは益々ひどくなってきます。同時に脱毛がみられることもあります。頭皮をはじめ顔、背中の肩甲骨の間などは、皮膚の他の部分に比べ多くの皮脂腺があり、皮脂の分泌量が多いところです。こうした部位に好発することからこの病名が付けられています。原因はまだ詳しくは解明されておらず、体質や環境の他、皮膚に常在するカビなどの菌が影響するという説が有力になってきています。 こまめな洗髪が有効!! ~慢性化しやすく再発も~ 治療や療養に関してのアドバイス 最初のふけがみられる軽症の時なら、毎日こまめに洗髪するだけで治ることがあります。洗髪は低刺激性の石鹸を使い、あまり激しくこすらないようにします。しかし湿疹がで

激しいかゆみ

疥癬虫(かいせんちゅう:ヒゼンダニ)というダニが人の皮膚に寄生(きせい)し、激しいかゆみを伴う病気を疥癬といいます。「通常疥癬」と、感染力が強く寄生するダニの数の多い「角化型疥癬(ノルウェー疥癬)」の二つのタイプがあります。 症状について 疥癬虫(ヒゼンダニ)は指の間、わきの下、陰部などに疥癬トンネルという横穴を掘り、卵を産みつけます。また、他の部位には丘疹(赤いぶつぶつ)ができます。長時間、直接肌が触れることで感染します。また、角化型疥癬の患者さんの使用した衣類や寝具を介して感染することもあり、家族間や病院、老人ホームなどで小規模な流行が繰り返しています。このように伝染性の疾患ですが病状が出るまでに約1~2ヶ月の潜伏期間があります。家族や周囲に疥癬の症状の人がいましたらしっかり治療を続ける事が大事です。 カイセンは湿疹や皮膚炎とよく似ているが治療法が全く異なるため、専門医によるきっちりし

皮膚の小さな水ぶくれ

皮膚に小さな水ぶくれの集まりが出来るヘルペスは疱疹とも呼ばれます。ヘルペスは単純ヘルペス(単純疱疹)と帯状疱疹の2種類があります。単純ヘルペスは幅広い年齢層に症状が現れ、早く回復します。帯状疱疹は高齢者に多く、神経痛様の痛みを伴います。ここでは単純ヘルペスについてお話ししましょう。 ヘルペスの原因は 単純疱疹ウイルスⅠ型とⅡ型による感染 ストレスや疲労、風邪などで潜伏していたウイルスが活性化され発病 治療や療養に関してのアドバイス 単純疱疹ウイルスの多くは、知らないうちに直接接触によって感染します。ヘルペスに感染しますと、ウイルスは神経節内に隠れ潜みます。これを潜伏感染と言います。そのまま長期間症状が出ない人もいますが、ストレスや疲労、風邪、紫外線、寒冷などがきっかけとなってウイルスが活性化され、急に疱疹(小さな水ぶくれ)となって表れます。一旦症状が治まっても、ウイルスは神経節内に生き残り

足がしびれ、冷たく感じる

足へ血液を運ぶ動脈が、細くなったり、閉塞しているために血液が十分に流れなくなる病気です。 症状 第1期 足がしびれたり、冷たく感じる第2期 歩くとふくらはぎや足が痛くなり、休むと改善する(間歇性跛行といいます。)第3期 じっとしていても、足の先のほうが痛くなる第4期 足先の傷がなおりにくく、時には黒くなってくる 原因多くは下肢の動脈の動脈硬化が中心であり、加齢、喫煙、糖尿病、高血圧、脂質代謝異常(コレステロールや中性脂肪が高い)、肥満、運動不足などのいろいろな要因が関係しています。 治療へのアドバイス 下肢の冷感や間歇性跛行は、腰椎の病気でも出現します。どのような原因で症状が出ているかを、はっきりさせることが必要です。   療養      治療 どこの科にかかったらよいか かかりつけ医に相談され、循環器専門医や血管外科でみてもらいましょう

足の裏の指の付け根の痛み

皮膚に物理的な刺激が繰り返された結果、皮膚の最外層の角質と呼ばれる部分が分厚くなり、くさび状に増殖した状態を魚の目、正式には鶏眼といいます。足の裏の指の付け根や指の間によくできますが、ここは体重がかかりやすく皮膚の奥の神経を圧迫し、よく歩くと耐え難い痛みを生じます。 魚の目と間違いやすい症状 治療や療養に関してのアドバイス 分厚くなった角質層をやわらかくする薬を塗ってから削る。削ってからも同様の刺激が続かないように予防策が大事。 再発予防策 魚の目の治療と予防には足に負担をかけないことが大切です! どこの科にかかったらよいか 皮膚科

顔が常に赤くひりひり感とほてり

顔が常に赤く、ニキビのような症状を伴ったり、ヒリヒリした感覚やほてりを感じたりする症状を酒さといいます。酒さは、顔面の中央に発症しやすく、症状の程度により第1~3度に分類されます。第1度:皮膚の毛細血管が拡張して赤くほてり感を伴う。第2度:ニキビのようなものが見られる。第3度:鼻が赤く腫瘤状に腫れた状態。 原因について 原因ははっきりしていませんが次のようなものがあげられます。 治療 「赤ら顔が治らない」と気にしすぎるとかえって悪化しやすいです。症状は慢性に経過しすぐには良くなりませんが生活習慣に気をつけながら症状の悪化を予防し長い目で治療を継続しましょう。 どこの科にかかったらよいか 皮膚科へ

まばたき、咳払いを続ける

症状について 症状は、まばたき、首振り、顔しかめ、口すぼめ、肩上げなど上位の身体部位によく現れますが、飛び跳ね、足踏み、足けりなど全身に及ぶ運動性チックといわれるものもあります。また、咳払い、鼻ならし、叫びや単語を連発する音声チックといわれるものもあります。しかし、周囲の人の目にとまりやすいチックでは、本人も気にするようになります。 チックとは 突発的、急速、反復性、非律動的、常同的な運動あるいは発声で、発症が18歳未満で4週間以上持続するものです。一種の癖のようなもので、これが固定・慢性化して激症化するとチック症と診断されます。いずれも、本人はわざとやっているわけではなく、止めようと思っても止まりません。小児期ではまれな疾患ではなく、幼児から小学校低学年ぐらいまでの子に多く見られ、成人するに伴い自然に治癒する傾向があります。しかしながら、チックは本人が止めようとすると増強したり、発表会な

冷え性の治し方

からだの冷えは女性に圧倒的に多く見られます。診察をしても原因が見つからなかったり、血液の循環を促す薬を飲んでも改善しなかったりすることがよくあります。このような場合に、漢方薬が有効なことがあります。東洋医学ではさまざまな病気の原因として冷えを重視しており、薬の種類も豊富です。 冷え性の原因は 治療や療養に関してのアドバイス ・当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅしょうきょうとう)は手足の先の冷え、しもやけ、冷えが強くて皮膚の色がの悪いときによろしいです。また、冷えて、頭痛、下腹部痛、腰痛が起こる時にも効きます。・苓姜朮甘湯(りょうきょうじゅつかんとう)は、腰から下が水中に座っているように冷え、腰の周りに銅銭の束を下げているように重く感じる時によろしいです。・桂枝加朮附湯(けいしかじゅつぶとう)は手足の冷えに痛みやしぴれを伴う場合、鎮痛作用のある附子が入っていて効果的です。・当帰芍

首の軟骨の老化と手足のしびれ

手足のしびれは、糖尿病や動脈硬化症、血管の閉塞などで、血液の流れが悪くなっておこるものと、骨などの異常で神経が圧迫されておこるものとがあります。糖尿病などの内科的な病気のチェックも必要です。整形外科的に多いのは、頚椎症性脊髄症です。骨とその周りの組織の老化によって頚髄が圧迫されるようになって、手足のしびれが出てきます。 頚椎症性脊髄症と同じような症状は 診断のため十分な問診と身体的検査を行い必要によりレントゲン・MRIなどの検査を行います。上記のような病気の存在も考えながら診断を進めるためと、正しい診断がついてからの治療方針を決定するのに必要です。 治療や療養に関してのアドバイス 頚椎症の治療 ある程度は外来の保存的治療で症状の改善を期待することができます。症状が悪化し、手足の機能障害が強くなったり、排尿障害が出てきたり、筋肉の萎縮が起こってきたときは、手術が必要になります。からだの組織は