食物アレルギーの最新の考え方は?
食物アレルギーとは、アレルギーを起こす原因食物を摂取したときに、免疫反応によって皮膚症状(湿疹・蕁麻疹)、消化器症状(下痢・腹痛)、呼吸器症状(咳・呼吸困難)を起こすものをいい、時には、血圧低下やショックなどの強い全身反応であるアナフィラキシーを起こすことがあります。 アレルギーを起こす原因食物は卵、牛乳、大豆(「食物アレルギーの栄養食事指導の手引き2017」を参考にしましたが、米は代表的なものに挙げられておりません。「あたらしい皮膚科学」第3版2018年2月発行でも同様です。)、小麦が代表的なものです。また新しい食物アレルギーのタイプとして、シラカバやコナラ・ブナなどの花粉と交差反応性のあるリンゴなどのバラ科の果物による口腔アレルギー症候群や、小麦・魚介類などある特定の食物と運動の組み合わせでじん麻疹から始まりショック症状にいたる食物依存性運動誘発アナフィラキシーがあります。食物アレルギ