アレルギー疾患児の予防接種

アレルギー疾患を持つ子どもたちは年々増加傾向にあります。特に、0歳から5歳ごろまでは各種予防接種を行う時期でもありますから、不安を感じておられるお母さん方も多いのではないでしょうか。

アレルギー疾患児の予防接種の原因は

予防接種ガイドラインには一般的なアレルギー疾患(気管支ぜんそく、アトピー性皮膚炎、じんましん、アレルギー性鼻炎など)やアレルギー(またはアレルギー体質)と言うだけでは接種不適当者にならない、と記載されています。

治療や療養に関してのアドバイス

「接種不適当者」となるのは、予防接種の接種液成分によってアナフィラキシー(意識消失や血圧低下などの全身性アレルギー反応)を起こしたことが明かな者。
「接種要注意者」とは予防接種の接種液成分に対してアレルギーを呈する恐れのある者、前回の予防接種で全身性の発疹(ほっしん)などのアレルギーを疑う症状を呈したことがある者、とされています。

アレルギー児の予防接種をどのように扱えばいいかについては以前から議論されてきましたが、まだ明確な結論が得られていないのが現状です。
実際に、アレルギーを呈するかどうかを推測することは容易ではありません。

多くの場合は、医療機関の中で観察を行いながら接種を行いますので、安全に接種できます。アレルギーを恐れて、予防接種を行わないままでいることの方が、重症の感染症にかかり問題となることもあり得ます。

アレルギー疾患児の予防接種を行う際には、できるだけ詳しくアレルギーの病歴を確認し、場合によっては10分の1程度まで薄めた接種ワクチンで皮膚テストが行われ、抗アレルギー剤を内服したうえで接種することもあります。

どこの科にかかったらよいか

アレルギーがあるからといって消極的にならず、早めにかかりつけの 小児科やアレルギー専門医に相談されるのがよいでしょう。