月経が始まって数年間はホルモン調節機構が未熟なため生理不順になることはよくありますが、成人になってからも続いている場合は、将来の妊娠に対して問題になることがありますから、産婦人科で診察を受けられることをお勧めします。
正常な月経は
- 初経 平均満12歳
- 月経周期日数は25~38日
- 周期の変動は±6日以内
- 出血持続日数は3~7日
- 出血量は20g~140g
ホルモン調節異常が生理不順の原因であれば薬物療法で劇的に改善します!
治療や療養に関してのアドバイス
月経不順であった人も20歳頃には順調になることが多いです。しかし進学や就職で一人暮らしを始める、アルバイトを始めるなど生活や環境の変化及び精神的なストレスでホルモン調節に異常をきたし月経が不順になることがあります。多くはホルモン治療することで、月経は正常周期に戻ります。妊娠可能かどうか心配なら、基礎体温を測定して排卵の有無を確認します。基礎体温を記録して持参していただくと診断に役立ちます。
生理不順の原因がホルモン調節異常ではない場合
- 子宮膣部びらん
- 卵巣の腫瘍
- 子宮の腫瘍
- 妊娠(異常妊娠をふくむ)
不必要な内診はしません。
産婦人科の診察は超音波検査でもできますので、未婚女性でも診察可能です!
どこの科にかかったらよいか
産婦人科に相談しましょう