痛みを伴う筋肉のけいれんのこむら返りは全身の筋肉に起こりますが、特に足に多く、その中でもふくらはぎに多いようです。
こむら返りの原因は
- 血液中の水分や塩分のバランスの乱れ、筋肉疲労、足の静脈のうっ血、冷えが引き金になっているようです。
- スポーツで汗をかいたときや水泳、立ち仕事で足が疲れた場合に起こりやすくなります。
- 肝硬変や心不全、糖尿病などの病気、血液透析の治療が原因で起こる場合もあります。このような場合は元の病気の検査、治療が大切です。
治療や療養に関してのアドバイス
予防には準備運動を念入りにする、運動をしている時はこまめにスポーツドリンクを補給する、就寝前に軽くマッサージやストレッチをする、といったことがお勧めです。
治療には漢方薬の「芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)」がよく効きます。
朝方に足がつってしまう方は寝る前に、スポーツやショッピングで歩き回る場合はその前に飲むと、こむら返りにならずに済みます。即効性があり、こむら返りになった直後に一服飲むと、痛みが早く治まります。
ただ、飲み過ぎると、むくんだり血圧が上がったりします。長く続けるのなら医師に相談しながら、一日一回ぐらいの服用がいいでしょう。
どこの科にかかったらよいか
内科か、外科、整形外科にかかって下さい。漢方を出されている先生も多くいらっしゃいます。