幼児期、夜間にお漏らしするのを「おねしょ」と言いますが、5歳以降になっても1ヶ月に1回以上の「おねしょ」が3ヶ月以上続く場合「夜尿症」と言います。夜尿症は小学校高学年でもクラスに1人から2人はみられ、15歳以上でも1-2%見られます。
夜尿症の原因は
1.覚醒する能力の低下:目が覚めない
2.膀胱容量が少ない:勝手に膀胱が収縮し尿を貯めておける量が少ない
3.夜間の多尿:夜間に作られる尿量が多い
4.発達の遅れ、遺伝的素因
が考えられます。
治療や療養に関してのアドバイス
基本は「起こさず、あせらず、叱らず」です
「おねしょ」を防ぐため、夜間に起こすことは睡眠のリズムを乱し、膀胱に尿が溜まっている事の自覚を妨げ逆効果になります。
親があせって、叱ることは子どもの自尊心を傷つけます。「おねしょ」をしなかった時は褒めてあげることも必要です。
治療はまず、以下の生活改善からはじめます。
- 夕食後から寝るまでは2~3時間あける。
- 日中に水分をしっかり飲み、夕食後はコップ1杯(200cc)程度までにする。
- 寝る前にトイレにいき、しっかり排尿する。
- 寝ているときの寒さ(冷え)から守る。
- 便秘があれば治療する。
- 夜中、無理に起こさない。
これらの生活改善で約2~3割の夜尿症は治ります。
治りにくい場合はどこにかかったらよいか
昼間尿失禁を伴う場合や便失禁も伴う場合は早い目に、また糖尿病、尿崩症などが原因の場合がありますので小児科を受診して下さい。治りにくい夜尿症では薬物治療やアラーム療法を行います。