紫外線対策

私達は太陽がある限り一年中紫外線を浴びています。しかも18歳までに生涯の約半分の紫外線を浴びると言われています。そのため、子供の頃からの紫外線対策は必要です。

紫外線の作用について

紫外線は波長の長さによってUVA・UVB・UVCと呼んでいます。
UVAは皮膚の深い部位に作用し、シワやたるみの原因になり、シミにも関与します。
UVBは表皮細胞に作用し日焼けやシミ、皮膚腫瘍の主な原因になります。
UVCは最も波長が短く発癌性が高い波長ですが、オゾン層によって地表に到達することはほとんどありません。しかし、温暖化現象といった自然環境の変化によってオゾン層が破壊され(オゾンホール)、UVCによる影響も考慮せざるを得ない現在です。
皮膚以外では目への影響(白内障)や免疫系への影響もあげられます。

紫外線対策として具体的なもの

日傘 つばの広い帽子 サングラス 長袖、長ズボンの着用
サンスクリーン剤の外用

サンスクリーン剤について

成分は紫外線吸収剤と紫外線散乱剤があげられます。サンスクリーン剤にかぶれやすい方や子供さんは紫外線吸収剤の含まれていないものを選びましょう。サンスクリーン剤の強さはSPFとPAの表示で表されます。

  • SPF:UVBを遮断する効果を表す。数値50までで表示
  • PA:UVAを遮断する効果を表す。+~++++で表示

生活パターンによる選び方は図を参考にして下さい。塗布量が少ないと充分な効果が得られないので、たっぷりと多めに、2度塗りすることが推奨されています。また、汗や摩擦で効果は落ちますので2~3時間毎に塗り直してください。

どこの科にかかったらよいか

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