大腿骨頭の血流が低下して骨頭の細胞が死ぬことで、股関節が痛み大腿骨頭が次第に弱くなり壊れていく病気を大腿骨頭壊死といいます。
大腿骨頭壊死の原因は
- アルコールをよく飲む
- 多量のステロイド薬による治療をした
- 原因がわからない
痛みが軽く、歩くことを控えることが出来る場合は手術を受けなくてもいい場合があります。家事や仕事に追われている場合は早めに手術を受けた方がいい場合もあります。
治療や療養に関してのアドバイス
大腿骨頭壊死をおこす人の4割は膠原病でステロイドを内服されている人、3割はアルコールをたくさん飲む人、残りの3割の人は原因が分からず特発性と呼ばれます。
体重が重かったり、よく動いたり、ステロイド剤を多量に服用している場合には病状は促進されます。痛みの軽い人で体重も軽く、歩くことを控えられる場合、修復機能が働き、進行せずに止まる場合があります。
手術を受ける場合、早期であれば、まだつぶれていない骨頭の一部を残したり、つぶれた部分を取り、正常な部分を移植する方法があります。この方法では手術後半年から1年のリハビリが必要です。進行している場合は人工骨頭を入れたり、人工関節置換術が行なわれます。
- 発症すると、骨の量が少なくなり、本人の気づかないうちに進行します。
- やがて、体の重みや運動に耐えられず、痛みが強くなり、骨頭がつぶれていきます。
- 痛みが軽く体重も軽く、運動を控えられる人は手術を受けなくてもいい場合があります。
- 家事、仕事に追われている人は早めに手術を受けた方がいい場合があります。
特発性大腿骨頭壊死は厚生省指定の難病で、治療費の補助を受けることができます。
どこの科にかかったらよいか
整形外科にかかってください。