胸の痛み

胸の真ん中からみぞおちにかけて、おもりを置かれたような感じや胸が締め付けられるような感じがある場合は、狭心症や心筋梗塞(こうそく)などの心臓の病気が考えられます。
これまでに高血圧症や糖尿病、脂質代謝異常(コレステロールや中性脂肪が高い)などを指摘されたり、たばこを吸っている人は特に注意が必要です。

胸の痛みをきたす病気は

他にもいろいろな病気が有ります。

  • 逆流性食道炎や胃潰瘍、胆石症などによる胸の痛み
  • 若く、痩せた男の人でたばこを吸っているような場合、「自然気胸」と言って突然肺の一部に小さな穴があいて肺が縮んでしまって息苦しくなることもあります。
  • 「帯状疱疹」と言って、ひどい場合には肋骨の神経にそって湿疹のようなものができ、ずきずきと痛んだり、筋肉痛等のことも有ります。
  • まれに肺がんによる胸の痛みがくることもあります。

治療や療養に関してのアドバイス

  • 狭心症や心筋梗塞などの心臓の病気の場合は、いかに早く病気と診断して適切な治療をするかが生死に関わり、病気の後の回復にも重大な影響を与えます。
  • 高血圧症や糖尿病、脂質代謝異常などを指摘されている人は、これらの病気の治療をしっかり行うことが二次予防(再び狭心症や心筋梗塞になること)に大変大切なことになります。
  • そのほかにも、肥満、喫煙、過労などは病気の引き金にもなるので、注意が必要です。