顔が常に赤く、ニキビのような症状を伴ったり、ヒリヒリした感覚やほてりを感じたりする症状を酒さといいます。酒さは、顔面の中央に発症しやすく、症状の程度により第1~3度に分類されます。
第1度:皮膚の毛細血管が拡張して赤くほてり感を伴う。
第2度:ニキビのようなものが見られる。
第3度:鼻が赤く腫瘤状に腫れた状態。
原因について
原因ははっきりしていませんが次のようなものがあげられます。
- ニキビダニ(毛包虫)の感染
- 飲酒
- 食生活(香辛料、コーヒーなどの刺激物)
- 日光 温度変化
- ストレス
- 胃腸障害
治療
- 外用薬
メトロニダゾールゲル アゼライン酸含有クリーム - 内服薬
ニキビ治療用抗生物質 漢方薬 - レーザー治療
パルス色素レーザー、 Nd:YAG レーザー、IPL
第3度の症状に対して炭酸ガスレーザーで蒸散させる方法 - 生活習慣の改善
香辛料、アルコール、コーヒーなどの刺激物を控える。
日光を長時間浴びない。
急激な温度変化に注意する。
「赤ら顔が治らない」と気にしすぎるとかえって悪化しやすいです。症状は慢性に経過しすぐには良くなりませんが生活習慣に気をつけながら症状の悪化を予防し長い目で治療を継続しましょう。
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