近年における社会環境と生活習慣の変化に伴い、児童・生徒の健康に関する問題も非常に多岐にわたり、学校医の新しい取り組みが求められております。
本研修会では、学校保健に関するトピックスを取り上げ、学校医・学校保健関係者の基礎的素養の向上を図り、学校健康教育の充実を目指すもので、実際に学校保健に携わる学校医だけではなく、一般会員にも多数ご聴講いただきますようご案内申し上げます。
なお、各研修会会場へ参加される方は、公共交通機関をご利用の上、お越しください。
※悪天候等により開催できない場合は本会ホームページ(https://hyogo.med.or.jp)もしくは申込フォームに記載のメールアドレス宛にお知らせいたしますので、ご来場前に必ずご確認ください。
(実務研修会)
1.日 時:令和8年3月7日(土)14:00~15:20
2.開催方法:兵庫県医師会館2階大会議室とWeb配信によるハイブリッド開催
(神戸市中央区磯上通6-1-11 TEL:078-231-4114)
3.講 演:「学校医が担う発育評価の未来 ― 自動生成グラフと成長障害群検出の実践」
兵庫県立こども病院 代謝内分泌科部長 尾﨑 佳代 氏
(講演概要)
小児の発育は、健康状態や内分泌疾患の兆候を反映する重要な指標であり、乳児期から学童期にかけての継続的
な評価が不可欠である。乳児健診では、出生時からの成長曲線をもとに、低身長や体重増加不良、頭囲の異常など
を早期に捉えることが可能です。一方、学童期には、思春期早発症や成長ホルモン分泌不全症、甲状腺疾患などが
顕在化する時期であり、学校健診の場での発育評価が重要な役割を果たします。
しかし、現場では限られた時間とリソースの中で、個々の子どもの成長パターンを的確に把握することは容易で
はありません。こうした課題を解決するために開発されたのが、「子供の健康管理プログラム」です。本プログラム
では、健診結果を入力することで、成長曲線および肥満度曲線が自動生成され、成長障害9群の検出が可能となりま
す。これにより、従来は見逃されがちだった内分泌疾患の早期発見と、専門医へのスムーズな紹介が実現します。
実際に本プログラムの導入が進んでいる一部の都道府県では、思春期早発症の早期発見例が増加しており、その有
用性については日本小児内分泌学会においても報告されています。
本講演では、乳児健診から学校健診に至るまでの発育評価のポイントを概説するとともに、本プログラムの活用
方法と導入事例を紹介します。特に、学校医の先生方に本プログラムの有用性を実感していただき、兵庫県内すべ
ての学校での導入、すなわち導入率100%を目指す取り組みへのご協力をお願いしたいと考えています。子どもた
ちの健やかな成長と、内分泌疾患の早期発見・早期治療の実現に向けて、地域全体での連携と実践が求められてい
ます。
4.申込方法:下記申込フォームより令和8年2月19日(木)までにお申込みください。
※2月末頃に受講票を送付いたしますので、当日ご持参ください。
5.単 位:日医生涯教育講座…1単位(CC:72)
日本小児科学会新更新単位(ⅲ小児科領域講習)…1単位(会場出席のみ)