健康アドバイス

おちんちんが赤く腫れて痛い

包皮を押し下げても出口が狭く、まったく亀頭が見えない状態の事を真性包茎と言います。思春期には改善されることが多く、基本的に小児期では治療の必要はありません。ただ炎症(亀頭包皮炎といい包皮が赤くはれ、痛みを伴ったり、うみが出たりします)を繰り返し起こしたり、排尿に時間がかかる排尿障害を伴う場合は、包皮の出口を広げる処置(ステロイド軟膏の塗布、包皮の飜転)や外科的治療を行う場合があります。 亀頭包皮炎治療のポイント 余談 包皮飜転のゴールは、外尿道口(おしっこの出口)が見えるようになるまでです。包皮の内側と亀頭はくっついている事が多く、それをすべてはがす必要はありません。また亀頭とくっついている包皮の内側との間に白っぽいうみのようなものを認めることがありますが、これはきれいな垢であり無理に取る必要はありません。 どこの科にかかったらよいか 気になることがあれば泌尿器科でご相談ください。

こむら返り

痛みを伴う筋肉のけいれんのこむら返りは全身の筋肉に起こりますが、特に足に多く、その中でもふくらはぎに多いようです。 こむら返りの原因は 治療や療養に関してのアドバイス 予防には準備運動を念入りにする、運動をしている時はこまめにスポーツドリンクを補給する、就寝前に軽くマッサージやストレッチをする、といったことがお勧めです。治療には漢方薬の「芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)」がよく効きます。朝方に足がつってしまう方は寝る前に、スポーツやショッピングで歩き回る場合はその前に飲むと、こむら返りにならずに済みます。即効性があり、こむら返りになった直後に一服飲むと、痛みが早く治まります。ただ、飲み過ぎると、むくんだり血圧が上がったりします。長く続けるのなら医師に相談しながら、一日一回ぐらいの服用がいいでしょう。 どこの科にかかったらよいか 内科か、外科、整形外科にかかって下さい。漢方を出されている

子どもの聴力低下

風邪などでのどが痛んだ時や鼻に炎症が起こった時に起こる急性中耳炎は、抗生剤で治ったり、痛みは治まりますが、中耳に粘液、水分が残ることがあります。これが滲出性中耳炎です。 子どもの滲出性中耳炎の原因は 風邪引きや鼻の炎症などで中耳炎を起こしたあと中耳に粘液や水分が残った時に起こる。 治療の基本聞こえ方に注意! 治療や療養に関してのアドバイス 鼻の奥と中耳は「耳管」でつながっていて換気が行われ圧の調整をしています。換気がうまくできないと中耳腔に浸出液が貯留します。これが滲出性中耳炎です。子どもに滲出性中耳炎が多いのは、鼻や耳の粘液が多いこと、耳管の近くにある咽頭扁桃(いんとうへんとう)が耳管を圧迫することが多いためです。聞こえ方が大変悪い場合は治療が必要です。しかしそうでない場合は子どもの成長とともによくなり、小学校3、4年ごろにはほとんど治ってしまいます。治療方法としては、聴力低下が軽度の人

尋常性乾癬と言われた

頭皮や髪の生え際、ひじ、ひざ、おしり、太ももなど外部から刺激を受けやすい部位の皮膚が赤くなる、皮膚が盛り上がる、銀白色のフケのようなものが付着しはがれ落ちるなどの症状を尋常性乾癬といいます。乾癬には色々なタイプがありますが、尋常性乾癬というタイプが最も多くみられます。 乾癬の原因は 原因は未だに明確にされていません。発症しやすい遺伝的素因があるとも言われ体質が関係するようです。また、糖尿病、高脂肪食といった食生活のかたよりやストレスが引き金になることもあります。 治療や療養に関してのアドバイス 治療によってある程度は改善しますが再燃しやすく慢性に経過しやすい。摩擦によって症状が誘発されますのでこすったりしないように注意しましょう。そして、ストレスをためないように生活習慣に気をつけながらコントロールしましょう。 どこの科にかかったらよいか 皮膚科へ

脂漏性皮膚炎で髪の毛が抜ける

皮脂の分泌の異常と、発汗やビタミン代謝が関連して、毛穴から皮膚炎が広がる症状を脂漏性皮膚炎といいます。最初、頭皮がかさかさしてきて、ふけの様な症状が出現します。やがて赤いぶつぶつができ、頭皮が赤くなり、ふけは益々ひどくなってきます。同時に脱毛がみられることもあります。頭皮をはじめ顔、背中の肩甲骨の間などは、皮膚の他の部分に比べ多くの皮脂腺があり、皮脂の分泌量が多いところです。こうした部位に好発することからこの病名が付けられています。原因はまだ詳しくは解明されておらず、体質や環境の他、皮膚に常在するカビなどの菌が影響するという説が有力になってきています。 こまめな洗髪が有効!! ~慢性化しやすく再発も~ 治療や療養に関してのアドバイス 最初のふけがみられる軽症の時なら、毎日こまめに洗髪するだけで治ることがあります。洗髪は低刺激性の石鹸を使い、あまり激しくこすらないようにします。しかし湿疹がで

激しいかゆみ

疥癬虫(かいせんちゅう:ヒゼンダニ)というダニが人の皮膚に寄生(きせい)し、激しいかゆみを伴う病気を疥癬といいます。「通常疥癬」と、感染力が強く寄生するダニの数の多い「角化型疥癬(ノルウェー疥癬)」の二つのタイプがあります。 症状について 疥癬虫(ヒゼンダニ)は指の間、わきの下、陰部などに疥癬トンネルという横穴を掘り、卵を産みつけます。また、他の部位には丘疹(赤いぶつぶつ)ができます。長時間、直接肌が触れることで感染します。また、角化型疥癬の患者さんの使用した衣類や寝具を介して感染することもあり、家族間や病院、老人ホームなどで小規模な流行が繰り返しています。このように伝染性の疾患ですが病状が出るまでに約1~2ヶ月の潜伏期間があります。家族や周囲に疥癬の症状の人がいましたらしっかり治療を続ける事が大事です。 カイセンは湿疹や皮膚炎とよく似ているが治療法が全く異なるため、専門医によるきっちりし

足がしびれ、冷たく感じる

足へ血液を運ぶ動脈が、細くなったり、閉塞しているために血液が十分に流れなくなる病気です。 症状 第1期 足がしびれたり、冷たく感じる第2期 歩くとふくらはぎや足が痛くなり、休むと改善する(間歇性跛行といいます。)第3期 じっとしていても、足の先のほうが痛くなる第4期 足先の傷がなおりにくく、時には黒くなってくる 原因多くは下肢の動脈の動脈硬化が中心であり、加齢、喫煙、糖尿病、高血圧、脂質代謝異常(コレステロールや中性脂肪が高い)、肥満、運動不足などのいろいろな要因が関係しています。 治療へのアドバイス 下肢の冷感や間歇性跛行は、腰椎の病気でも出現します。どのような原因で症状が出ているかを、はっきりさせることが必要です。   療養      治療 どこの科にかかったらよいか かかりつけ医に相談され、循環器専門医や血管外科でみてもらいましょう

足の裏の指の付け根の痛み

皮膚に物理的な刺激が繰り返された結果、皮膚の最外層の角質と呼ばれる部分が分厚くなり、くさび状に増殖した状態を魚の目、正式には鶏眼といいます。足の裏の指の付け根や指の間によくできますが、ここは体重がかかりやすく皮膚の奥の神経を圧迫し、よく歩くと耐え難い痛みを生じます。 魚の目と間違いやすい症状 治療や療養に関してのアドバイス 分厚くなった角質層をやわらかくする薬を塗ってから削る。削ってからも同様の刺激が続かないように予防策が大事。 再発予防策 魚の目の治療と予防には足に負担をかけないことが大切です! どこの科にかかったらよいか 皮膚科

顔が常に赤くひりひり感とほてり

顔が常に赤く、ニキビのような症状を伴ったり、ヒリヒリした感覚やほてりを感じたりする症状を酒さといいます。酒さは、顔面の中央に発症しやすく、症状の程度により第1~3度に分類されます。第1度:皮膚の毛細血管が拡張して赤くほてり感を伴う。第2度:ニキビのようなものが見られる。第3度:鼻が赤く腫瘤状に腫れた状態。 原因について 原因ははっきりしていませんが次のようなものがあげられます。 治療 「赤ら顔が治らない」と気にしすぎるとかえって悪化しやすいです。症状は慢性に経過しすぐには良くなりませんが生活習慣に気をつけながら症状の悪化を予防し長い目で治療を継続しましょう。 どこの科にかかったらよいか 皮膚科へ

冷え性の治し方

からだの冷えは女性に圧倒的に多く見られます。診察をしても原因が見つからなかったり、血液の循環を促す薬を飲んでも改善しなかったりすることがよくあります。このような場合に、漢方薬が有効なことがあります。東洋医学ではさまざまな病気の原因として冷えを重視しており、薬の種類も豊富です。 冷え性の原因は 治療や療養に関してのアドバイス ・当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅしょうきょうとう)は手足の先の冷え、しもやけ、冷えが強くて皮膚の色がの悪いときによろしいです。また、冷えて、頭痛、下腹部痛、腰痛が起こる時にも効きます。・苓姜朮甘湯(りょうきょうじゅつかんとう)は、腰から下が水中に座っているように冷え、腰の周りに銅銭の束を下げているように重く感じる時によろしいです。・桂枝加朮附湯(けいしかじゅつぶとう)は手足の冷えに痛みやしぴれを伴う場合、鎮痛作用のある附子が入っていて効果的です。・当帰芍