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閉経後の膣乾燥感、性交痛、頻繁な尿意

閉経して数年経つと色の付いたおりものや出血、さらには性交痛を訴える女性が多くなります。これは女性ホルモン(エストロゲン)の低下によっておこる症状です。女性ホルモンには膣の粘膜に潤いを与え、細菌から膣内を守り、きれいにする働きがあります。(膣自浄作用)ところが、閉経して数年経つと卵巣からは女性ホルモンが分泌されなくなります。そのために閉経後は、膣の粘膜が乾燥、萎縮して炎症を起こしやすくなります。これを萎縮性膣炎といいます。 萎縮性腔炎原因は 別名「老人性膣炎」とも呼ばれるように、閉経後に女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が低下することによって起こります。エストロゲンには、膣粘膜を潤して厚く丈夫に保つ働きがあります。これが減少することによって、膣からの分泌液が減り、腔が乾燥、萎縮し、粘膜が薄くなり、性交時の刺激などで出血しやすくなります。性交痛も膣炎も、エストロゲンの減少が原因なのです。外陰部

卵巣が腫れていると言われた

卵巣の内部に分泌物などが溜まって腫れる良性の腫瘍を「卵巣のう腫」と言います。溜まった内容によっていくつかに分類されています。髪の毛や歯、骨、脂肪などが含まれているのが、「皮様のう腫」。子宮内膜症が原因で、中に血液が溜まった「チョコレートのう腫」。サラッとした液体が溜まった「漿液性のう腫」、ゼラチンのようにドロドロした粘液が溜まった「粘液性のう腫」などいろいろな種類があります。 卵巣のう腫の原因は 卵巣のう腫の多くは、その原因は良く分かっていません 治療や療養に関してのアドバイス 卵巣は骨盤の中にある器官ですから何か異状がおきてもなかなか自覚症状が現れず、妊娠や生理不順、不正出血など別のことで産婦人科を受診した時に、たまたま見つかることがよくあります。下腹部の痛みなど症状が出てきた時には、卵巣はすでに「こぶし大」程にはれていることが多いです。子宮癌検診と同じく卵巣の検査も定期的に受けるなど早

子宮膣部びらんと言われた

びらんとは皮膚や粘膜の表皮が欠損し、下部組織が露出した状態をいいます。ただれているという意味です。しかし子宮膣部びらんは子宮の入り口がただれているという意味ではありません。びらんのように見える場所があるという意味です。 子宮膣部びらんとは 子宮膣部は、皮膚、外陰部、膣などと同じ扁平上皮でおおわれています。子宮膣部より奥は円柱上皮で覆われています。円柱上皮の部分は下の血管が透けて見えるので、唇の裏側と同じようなピンク色をしています。女性ホルモン(エストロゲン)が活発に働くと、子宮膣部がふくらんで子宮頚管内側の円柱上皮の部分が外側に張り出してきます。この部分がびらんのように見えるのでこれを子宮膣部びらんといいます。性成熟期の女性の8~9割にみられます。したがって子宮膣部びらんは病気ではありません。誰でも月経がある間はあっても当たり前のものです。更年期になって女性ホルモンが減少すると、次第に頚管

乳児の皮膚の赤いあざ

出生時から、または生後1~2週頃から出現する赤いアザは血管系の先天異常によるものです。 よくみられる血管腫 治療や療養に関してのアドバイス どこの科にかかったらよいか 皮膚科または形成外科

子どもの脈の乱れ

心臓は規則正しく打っているわけではありません。息を吸うと速くなり、吐くと遅くなります。激しい運動後は脈が速くなり、寝ている間は遅くなります。このように心臓に何の病気もないのに脈を打つテンポが呼吸によって不規則になることを「呼吸性不整脈」と呼びます。子供の場合、呼吸によって脈が速いときと遅い時の差が大きく、手首などで脈を取った場合「不整脈」と診断されることがあるようです。 3-4才から10才までの子供の呼吸性不整脈 子供の脈は呼吸によって早くなったり遅くなったりします。脈が乱れていると言われたら、必ず専門医で心電図験査を受けましょう。その結果「呼吸性不整脈」と診断されれば特に心配することはありません。 治療や療養に関してのアドバイス 現在は小学1年、中学1年、高校1年で心電図検査が義務づけられています。 その時期で様子を見るようにしましょう。 呼吸性不整脈はあまり心配のない状態です。日常生活

床ずれができた

床ずれとは、圧迫や摩擦などが原因となって組織の血液循環が悪くなり、皮膚の局所に発赤やただれ等を起こすことをいいます。初期のうちは、痛みと発赤程度ですが、放置すると水疱やただれの症状が見られるようになり、さらに感染症を起こして膿汁が出たり、潰瘍になったりすることもあります。 床ずれの原因は 圧迫や摩擦による血液循環障害、シーツや下着の湿気や体の不潔、栄養不良等があげられます。 痛みを伴い、病人の苦痛をより大きくしますから、まず予防を心掛ける。つまり、消毒・清潔心掛けて。訪問看護などの活用も 治療や療養に関してのアドバイス 長時間同じ姿勢を取らないようにする。シーツや下着などは通気性の良いものを選び、いつも清潔に保つようにします。最近は、エアマット・ウォーターベット・ビーズマット・円座クッションなどの介護用品も豊富にあるのでうまく使いわけましょう。 特にやせて骨が出た人や、骨粗髭症などで骨が曲

指の爪の黒い線

爪は爪甲(そうこう)と爪をつくる爪母(そうぼ)、爪甲を下で支える爪床(そうしょう)から成り立っています。この爪母に何らかの病変があると爪の根元から縦に褐色または黒い線状のものが表面に現れ、これを「爪甲色素線状」と呼びます。 爪甲色素線条の正体 爪の黒い線はまれには初期のがんのこともあるので怖がってばかりいないで早めに 皮膚科を受診しましょう。 治療や療養に関してのアドバイス 一般に爪の黒い線は色が淡く輪郭がぼんやりしていればほくろの可能性が高く、色が濃くくっきりした線ならあざやがんの可能性があります。特に爪のふちまで黒い色が染み出したり線の幅が6ミリ以上になるようなら残念ながらがんの可能性濃厚ということになりますが、爪のがんは本来頻度の低い病気です。ところで、小児の場合は5歳までは拡大傾向がありますが成長とともに自然消退しますので思春期まで気長に経過観察して下さい。 皮膚に生じたほくろやあ

陰のう内に精巣を触れない、はっきり見えない

精巣は胎児の時に、おなかの中で発生し、胎児が大きくなるに連れて下降して、出生時には陰のう底に定着します。この下降が十分ではなく、途中で止まってしまった状態が「停留精巣」です。精巣が陰のうの底に降りない場合に次の4つのことが考えられます。 です。それぞれによって、治療も違います。 「停留精巣」の原因は 原因はわかりませんが、背景として以下のことがあります。「停留精巣」の頻度満期出産の新生児・・・・約2%1歳・・・・・約1%早産や低体重児出生時・・約20% まず移動性かどうかの鑑別を(移動性の場合は通常手術はしません。)~状態によっては手術を行うことも~ 治療や療養に関してのアドバイス まず診断を。これはほとんど触診でします。皮下脂肪が多いなどわかりにくい場合は、エコー(超音波)を行います。※精巣が移動性で高度なものでなければ・・・しばらく様子をみる※ひどいとき・精巣のサイズが小さいとき・・手

おしっこの回数が多い

頻尿とは尿が近い、尿の回数が多いことをいいます。頻尿には昼間頻尿(一般に朝起きてから就寝までに排尿回数が8回以上)と夜間頻尿(一般に就寝後から起床までに排尿回数が1回以上)があります。ただ昼間8回以下の排尿回数でもご自身で排尿回数が多いと感じられる場合は頻尿といえます。個人差、季節によっても違いますが一度排尿記録(日誌)を数日でも付けてみると頻尿かどうかがわかりやすくなります。 「頻尿」の原因は ・過活動膀胱膀胱に尿があまり多くは溜まっていないのに、膀胱が自分の意思とは関係なく勝手に収縮する病気で、尿意切迫感(急に尿がしたくなって我慢がしづらい)を伴う頻尿があります。また、頑固な頻尿をきたす間質性膀胱炎という病気もあります。・残尿排尿後にも膀胱内に多量の尿が残る状態で、前立腺肥大症や子宮がん・直腸がんの手術後、腰部椎間板ヘルニアなど神経障害による膀胱機能の異常(神経因性膀胱)が原因となりま

これっていわゆる「産後のうつ」?

産後の病気といっても様々です。マタニティブルーズ・産後うつ病・産後精神病・過去にあった心の病気の再発・出産による身体的合併症に伴う精神病状態などがそうです。産後うつ病は日本でも欧米と同じく13%前後といわれています。決してまれな病気ではありません。 病気のことをよく知りましょう マタニティブルーズは出産直後から1週間頃までに出現します。涙もろさと抑うつ、不安、緊張、集中困難、困惑、不眠などの神経症状とともに、疲労、頭痛、食欲不振など体の不調も感じます。しかし自然に軽快するので、治療の必要はありません。 産後精神病は産後2週間以内の早い時期に、急激に症状が出ることが多いです。不眠や焦燥を訴えた後に、幻覚、妄想、精神病症状が急に出現します。1000回の出産に1〜2人の人に発症するといわれていますが、ちゃんと治療をすれば数ヶ月で軽快することが多い病気です。 産後うつ病は出産後数週から数ヶ月以内に