健康アドバイス

(糖尿病で)両足に異常を感じたら

血糖値が高くなる病気である糖尿病は、神経障害、足壊疽(組織が腐ってしまうこと)、腎症、網膜症、動脈硬化、心筋梗塞、脳卒中、白内障、性機能障害、歯周病などのさまざまな合併症を引き起こします。また、糖尿病腎症は尿毒症や、腎性網膜症の原因になります。 糖尿病の症状は 胃の背中側にある膵臓から出るインスリンが血糖をコントロールします。このインスリンの量が少なくタイミングが悪いと糖尿病になります。また、インスリンの量は正常でも、インスリンが働きづらい状況(インスリン抵抗性)も糖尿病の原因になります。高い血糖が長く続くことによって末梢神経の代謝異常と血管障害が起こり、神経障害が発症します。靴下をはく部分(足の指、足の裏)に左右対称の感覚障害が出ることが多いのが特徴です。 神経障害が軽症の場合は生活習慣を改善し、血糖をコントロールすれば軽快します。糖尿病は根気よく治療を続けることが大切です。 治療や療養

頻尿、排尿時痛、残尿痛、下腹部に不快感がある

細菌が原因で膀胱内の粘膜に炎症をおこす膀胱炎は、膀胱炎の患者さんの男女比を見ると、圧倒的に女性が多くなっています。「一生のうちに膀胱炎を経験しない女性はいない」といわれるほど女性はかかりやすく、また、何度となく再発を繰り返している人も少なくありません。 症状はどのようなものですか? おしっこをするときに痛い(排尿痛)、おしっこが近い(頻尿)、尿がにごっている(尿混濁)などが特徴的な症状です。そのほか、尿に血が混じる(血尿)、尿が残った感じがする(残尿感)、下腹部が重くスッキリしない(下腹部不快感)、尿が漏れる(尿失禁)などの症状もみられます。通常、熱は出ません。 膀胱炎が起こる原因は? 膀胱炎は、背後に原因となる病気があって起こる「慢性膀胱炎」がありますが、これは比較的高齢の男性に多く、前立腺肥大症、尿路結石、尿路にできた腫瘍などが原因になります。しかし、女性の膀胱炎の大部分は、原因となる

目のかすみやぼやけ

慢性的に目のかすみやぼやけをきたす疾患としては白内障がもっともよく見受けられます。白内障は眼の中の水晶体(レンズ)が濁る疾患で、最も一般的な原因は加齢です。他に外傷や炎症によるもの、代謝異常や先天異常、アトピーなどで起こります。白内障の症状は、かすんで見える、ぼやける、明るいところではまぶしい、ものが2重3重に見える、メガネの度数を変えても見えにくいなどです。白内障を治すには手術が必要です。日常生活に支障がある、運転に差し支えて困っておられる方は手術を受けてください。 白内障の手術 手術は、白目と黒目の間の角膜あるいは強膜に2-3ミリの切開をします。その切開創から水晶体を包んでいる水晶体嚢の一部を切り、水晶体を超音波で砕いて吸い取ります。そのあとに人工水晶体(眼内レンズ)を入れます。手術のほとんどは短時間で済み、傷も小さいので、日帰り手術が多くなってきました。高血圧、糖尿病、心臓の病気など

おちんちんが赤く腫れて痛い

包皮を押し下げても出口が狭く、まったく亀頭が見えない状態の事を真性包茎と言います。思春期には改善されることが多く、基本的に小児期では治療の必要はありません。ただ炎症(亀頭包皮炎といい包皮が赤くはれ、痛みを伴ったり、うみが出たりします)を繰り返し起こしたり、排尿に時間がかかる排尿障害を伴う場合は、包皮の出口を広げる処置(ステロイド軟膏の塗布、包皮の飜転)や外科的治療を行う場合があります。 亀頭包皮炎治療のポイント 余談 包皮飜転のゴールは、外尿道口(おしっこの出口)が見えるようになるまでです。包皮の内側と亀頭はくっついている事が多く、それをすべてはがす必要はありません。また亀頭とくっついている包皮の内側との間に白っぽいうみのようなものを認めることがありますが、これはきれいな垢であり無理に取る必要はありません。 どこの科にかかったらよいか 気になることがあれば泌尿器科でご相談ください。

こむら返り

痛みを伴う筋肉のけいれんのこむら返りは全身の筋肉に起こりますが、特に足に多く、その中でもふくらはぎに多いようです。 こむら返りの原因は 治療や療養に関してのアドバイス 予防には準備運動を念入りにする、運動をしている時はこまめにスポーツドリンクを補給する、就寝前に軽くマッサージやストレッチをする、といったことがお勧めです。治療には漢方薬の「芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)」がよく効きます。朝方に足がつってしまう方は寝る前に、スポーツやショッピングで歩き回る場合はその前に飲むと、こむら返りにならずに済みます。即効性があり、こむら返りになった直後に一服飲むと、痛みが早く治まります。ただ、飲み過ぎると、むくんだり血圧が上がったりします。長く続けるのなら医師に相談しながら、一日一回ぐらいの服用がいいでしょう。 どこの科にかかったらよいか 内科か、外科、整形外科にかかって下さい。漢方を出されている

子どもの聴力低下

風邪などでのどが痛んだ時や鼻に炎症が起こった時に起こる急性中耳炎は、抗生剤で治ったり、痛みは治まりますが、中耳に粘液、水分が残ることがあります。これが滲出性中耳炎です。 子どもの滲出性中耳炎の原因は 風邪引きや鼻の炎症などで中耳炎を起こしたあと中耳に粘液や水分が残った時に起こる。 治療の基本聞こえ方に注意! 治療や療養に関してのアドバイス 鼻の奥と中耳は「耳管」でつながっていて換気が行われ圧の調整をしています。換気がうまくできないと中耳腔に浸出液が貯留します。これが滲出性中耳炎です。子どもに滲出性中耳炎が多いのは、鼻や耳の粘液が多いこと、耳管の近くにある咽頭扁桃(いんとうへんとう)が耳管を圧迫することが多いためです。聞こえ方が大変悪い場合は治療が必要です。しかしそうでない場合は子どもの成長とともによくなり、小学校3、4年ごろにはほとんど治ってしまいます。治療方法としては、聴力低下が軽度の人

尋常性乾癬と言われた

頭皮や髪の生え際、ひじ、ひざ、おしり、太ももなど外部から刺激を受けやすい部位の皮膚が赤くなる、皮膚が盛り上がる、銀白色のフケのようなものが付着しはがれ落ちるなどの症状を尋常性乾癬といいます。乾癬には色々なタイプがありますが、尋常性乾癬というタイプが最も多くみられます。 乾癬の原因は 原因は未だに明確にされていません。発症しやすい遺伝的素因があるとも言われ体質が関係するようです。また、糖尿病、高脂肪食といった食生活のかたよりやストレスが引き金になることもあります。 治療や療養に関してのアドバイス 治療によってある程度は改善しますが再燃しやすく慢性に経過しやすい。摩擦によって症状が誘発されますのでこすったりしないように注意しましょう。そして、ストレスをためないように生活習慣に気をつけながらコントロールしましょう。 どこの科にかかったらよいか 皮膚科へ

脂漏性皮膚炎で髪の毛が抜ける

皮脂の分泌の異常と、発汗やビタミン代謝が関連して、毛穴から皮膚炎が広がる症状を脂漏性皮膚炎といいます。最初、頭皮がかさかさしてきて、ふけの様な症状が出現します。やがて赤いぶつぶつができ、頭皮が赤くなり、ふけは益々ひどくなってきます。同時に脱毛がみられることもあります。頭皮をはじめ顔、背中の肩甲骨の間などは、皮膚の他の部分に比べ多くの皮脂腺があり、皮脂の分泌量が多いところです。こうした部位に好発することからこの病名が付けられています。原因はまだ詳しくは解明されておらず、体質や環境の他、皮膚に常在するカビなどの菌が影響するという説が有力になってきています。 こまめな洗髪が有効!! ~慢性化しやすく再発も~ 治療や療養に関してのアドバイス 最初のふけがみられる軽症の時なら、毎日こまめに洗髪するだけで治ることがあります。洗髪は低刺激性の石鹸を使い、あまり激しくこすらないようにします。しかし湿疹がで

激しいかゆみ

疥癬虫(かいせんちゅう:ヒゼンダニ)というダニが人の皮膚に寄生(きせい)し、激しいかゆみを伴う病気を疥癬といいます。「通常疥癬」と、感染力が強く寄生するダニの数の多い「角化型疥癬(ノルウェー疥癬)」の二つのタイプがあります。 症状について 疥癬虫(ヒゼンダニ)は指の間、わきの下、陰部などに疥癬トンネルという横穴を掘り、卵を産みつけます。また、他の部位には丘疹(赤いぶつぶつ)ができます。長時間、直接肌が触れることで感染します。また、角化型疥癬の患者さんの使用した衣類や寝具を介して感染することもあり、家族間や病院、老人ホームなどで小規模な流行が繰り返しています。このように伝染性の疾患ですが病状が出るまでに約1~2ヶ月の潜伏期間があります。家族や周囲に疥癬の症状の人がいましたらしっかり治療を続ける事が大事です。 カイセンは湿疹や皮膚炎とよく似ているが治療法が全く異なるため、専門医によるきっちりし

皮膚の小さな水ぶくれ

皮膚に小さな水ぶくれの集まりが出来るヘルペスは疱疹とも呼ばれます。ヘルペスは単純ヘルペス(単純疱疹)と帯状疱疹の2種類があります。単純ヘルペスは幅広い年齢層に症状が現れ、早く回復します。帯状疱疹は高齢者に多く、神経痛様の痛みを伴います。ここでは単純ヘルペスについてお話ししましょう。 ヘルペスの原因は 単純疱疹ウイルスⅠ型とⅡ型による感染 ストレスや疲労、風邪などで潜伏していたウイルスが活性化され発病 治療や療養に関してのアドバイス 単純疱疹ウイルスの多くは、知らないうちに直接接触によって感染します。ヘルペスに感染しますと、ウイルスは神経節内に隠れ潜みます。これを潜伏感染と言います。そのまま長期間症状が出ない人もいますが、ストレスや疲労、風邪、紫外線、寒冷などがきっかけとなってウイルスが活性化され、急に疱疹(小さな水ぶくれ)となって表れます。一旦症状が治まっても、ウイルスは神経節内に生き残り