頻尿、排尿時痛、残尿痛、下腹部に不快感がある
細菌が原因で膀胱内の粘膜に炎症をおこす膀胱炎は、膀胱炎の患者さんの男女比を見ると、圧倒的に女性が多くなっています。「一生のうちに膀胱炎を経験しない女性はいない」といわれるほど女性はかかりやすく、また、何度となく再発を繰り返している人も少なくありません。 症状はどのようなものですか? おしっこをするときに痛い(排尿痛)、おしっこが近い(頻尿)、尿がにごっている(尿混濁)などが特徴的な症状です。そのほか、尿に血が混じる(血尿)、尿が残った感じがする(残尿感)、下腹部が重くスッキリしない(下腹部不快感)、尿が漏れる(尿失禁)などの症状もみられます。通常、熱は出ません。 膀胱炎が起こる原因は? 膀胱炎は、背後に原因となる病気があって起こる「慢性膀胱炎」がありますが、これは比較的高齢の男性に多く、前立腺肥大症、尿路結石、尿路にできた腫瘍などが原因になります。しかし、女性の膀胱炎の大部分は、原因となる