自宅に閉じこもる
家に閉じこもったままで生活している子ども、若者をみると、「ひきこもりではないか」「こころの病気ではないか」と心配されるご家族の方も多いと思います。まずひきこもりとは「社会的参加(義務教育を含む就学、非常勤職を含む就労、家庭外での交遊など)を回避し、原則的には6か月以上にわたって概ね家庭にとどまり続けている状態」と定義されています。内閣府が平成22年2月に実施した「若者の意識に関する調査(ひきこもりに関する実態調査)」ではほとんど自宅で生活している者が23.6万人、「ふだんは家にいるが,自分の趣味に関する用事の時だけ外出する」準ひきこもりの者が46万人いるとされています。平成19年に出されている「ひきこもりの評価・支援に関するガイドライン」では、長期間ひきこもっているほとんどの方にメンタルヘルスの問題がみられ、本人・家族とも適切な支援が必要だとされています。その上で、ひきこもりを第1群「統合