健康アドバイス

血液検査でコレステロールの値が低い

コレステロール(飽和脂肪酸)は細胞の外壁にあたる細胞膜に硬さと張りを与えたり、水をはじく性質を生かして細胞の内部を外側の環境から守る役割を果たしています。ステロイドホルモンやビタミンDなどの材料でもあります。 コレステロール値が低下する病気は 肝臓自体の病変(肝硬変など)甲状腺機能亢進症(バセドー病)栄養障害 など 治療や療養に関してのアドバイス 検査の結果、異常がなければ、特に心配することはありません。コレステロールの値が少し低くても問題のないことがほとんどです。食事なども変える必要はないでしょう。 どこの科にかかったらよいか 肝臓や甲状腺などに病気のあることもあります。まず、内科医を受診して下さい。

ダイエットで無月経に・・・どう対応?

無月経が妊娠や更年期以外の原因で起こると、体のどこかに異常のあるサインです。3ヶ月以上月経がない時を無月経といいます。無月経は放置すると重篤な無月経に移行します。あまり長い間放置せず、婦人科の受診が必要です。ダイエットにより無月経になるのは「体重減少性無月経」と呼び、これは最近のダイエットブームを反映してか、思春期以降の女性に大変多い病気です。 ダイエットにより無月経になる原因は 「体重減少性無月経」の場合は卵巣そのものの異常ではありませんから、将来「妊娠できない」心配はまずありません。 治療や療養に関してのアドバイス 無月経を治すためには、まずバランスのよい食事をとり、体重を元に戻すのが第一です。無月経が長期にわたるときには、骨粗鬆症予防のためにホルモンの補充療法を用いることもあります。きちんと月経がくるようになるには時間がかかるかもしれませんが、信頼できる医師の元で焦らず気長に治療する

風邪のひき始め

風邪はよくある病気です。どなたもが風邪にかかったことがあるはずです。たいていは数日のうちに自分の体力で治していくのですが、つらい時期が続く場合があります。また、持病を持っている方、高齢の方の場合、重症となる場合があり、早めの対策が必要です。風邪は万病の元です。風邪のひき初めには漢方薬が有効です。早めに漢方を飲んで、早めに治しましょう。 治療や療養に関してのアドバイス ・その他にも風邪の漢方薬はたくさんあります。うまく使い分けるとよく効きます。 ・これ以外にも、風邪がこじれた時、風邪がなかなか治らない時、風邪の治りかけの時などの漢方がたくさんあります。 どこの科にかかったらよいか 内科にかかって下さい。漢方を出されている先生も多くいらっしゃいます。

アレルギーは突然に出るの?

喘息や鼻炎、アトピー性皮膚炎、じんましんなどで、アレルギー性の病気と診断を受けて、今までは何ともなかったのに急にどうしてアレルギーが起こってしまったのかと不安と疑問をお持ちの方も多いと思います。 アレルギーの種類は 私たちの生活の中で身のまわりのものすべてのものに対して、アレルギーを起こす可能性があります。その中でも多いのが次のようなものです。 アレルギーが出るには体の中で、アレルギーの原因となる抗原に対する抗体(抗原を排除しようとする物質)が作られる必要があります。それまで抗体を作らなかった物質に対して妊娠、肝臓、胃腸の機能低下などにより体内に抗体ができることがあり、前触れもなくアレルギー症状が出ます。人体の免疫機構は複雑でストレス、偏食、感染症でも普段は出ないアレルギー反応が出ることがあります。自分では気がつかなくても体内では変化が起こっているのです。 治療や療養に関してのアドバイス

PSAが高いといわれた

・前立腺がん前立腺がんは、主に前立腺の外側(外腺)から発生する悪性の腫瘍で、その発生、進行には男性ホルモンが深くかかわっています。前立腺がんが大きくなると尿が出にくいなどの症状が出てきますが、早期のがんはほとんど無症状でゆっくり進行します。また、骨やリンパ節に転移し痛みなどの症状で発見される場合もあります。早期に無症状である前立腺がんは、PSA検査の普及により早期発見が可能ながんとなりました。 前立腺がんスクリーニング検査 血清PSA測定をするPSA検査は、住民検診、健康診断、人間ドック、かかりつけ医における前立腺がんのスクリーニング検査として勧められています。 PSAとは PSAはProstate Specific Antigen(前立腺特異抗原)の略号で、前立腺がんの腫瘍マーカーとして、前立腺がんの早期発見、病気の進行程度の推測や治療経過観察中の再発・再燃を診断する上で役立っています。

紫外線対策

私達は太陽がある限り一年中紫外線を浴びています。しかも18歳までに生涯の約半分の紫外線を浴びると言われています。そのため、子供の頃からの紫外線対策は必要です。 紫外線の作用について 紫外線は波長の長さによってUVA・UVB・UVCと呼んでいます。UVAは皮膚の深い部位に作用し、シワやたるみの原因になり、シミにも関与します。UVBは表皮細胞に作用し日焼けやシミ、皮膚腫瘍の主な原因になります。UVCは最も波長が短く発癌性が高い波長ですが、オゾン層によって地表に到達することはほとんどありません。しかし、温暖化現象といった自然環境の変化によってオゾン層が破壊され(オゾンホール)、UVCによる影響も考慮せざるを得ない現在です。皮膚以外では目への影響(白内障)や免疫系への影響もあげられます。 紫外線対策として具体的なもの 日傘 つばの広い帽子 サングラス 長袖、長ズボンの着用サンスクリーン剤の外用 注

ニキビ

肌の産毛には脂を分泌する皮脂腺があり、顔には多く分布しています。この脂は本来細菌の繁殖を防ぎ皮膚を保護する働きがあります。ところが思春期になると性ホルモンの影響で皮脂腺の働きが活発になり毛穴に脂がたまりやすくなります。また毛穴がつまりやすくなりニキビが出来やすくなります。さらに、脂肪を好むニキビ菌が繁殖し赤く腫れたニキビになってしまいます。 ニキビの原因は 様々な原因があげられます。思い当たることがあれば少しずつ改善しましょう。 治療や療養に関してのアドバイス 規則正しい生活・バランスの良い食生活(脂肪・糖分の多い食事を控える)・化粧品の正しい選び方・正しい洗顔方法・胃腸症状の改善などに注意し治りにくいときは皮膚科を受診して下さい。 ニキビの治療薬 どこの科にかかったらよいか 皮膚科